動物たちが減っている背景には、こうした山の環境変化も大きく関係しているのではないか。そんな危機感から、その猟師さんは植樹活動を始めました。最初は仲間内で小さく始めた活動でしたが、Instagramで呼びかけると、80人もの人が集まったとのこと。「獲る側の猟師が、なぜ木を植えるのか?」その意外性もあって、多くの人の共感を呼んだそうです。話を聞いていると、猟をすることと、山を守ることは、切っても切れないものと感じました。命をいただくからこそ、命が暮らせる山を残したい。その言葉がとても印象に残りました。そして活動を続ける中で、猟師さんたちの伝え方も変わっていったそうです。最初は「動物を守る」という想いが中心だったそうですが、昨年丹沢湖で大きな渇水が起きました。湖の貯水率は30%まで低下。その時、山の問題は動物だけの話ではないと強く感じたそうです。山が水を蓄えられなくなることは、私たちの生活用水にも関わる。実際に、横浜や川崎など多くの地域が丹沢の水に支えられているそうです。