山の恵みをいただくジビエには、季節ごとに違った特徴があります。秋や冬にはしっかりと脂がのった大人の鹿が多く獲れますが、春から夏にかけての山には、まだ母鹿と寄り添いながら過ごす子鹿の姿があります。人里に近い畑や田んぼでは、こうした小さな鹿も一緒に農作物を食べてしまうため、猟友会や自治体が行う獣害対策の中で、やむを得ず捕獲されることもあります。私たちが大切にしているのは「命を無駄にしないこと」。せっかく生まれてきた子鹿の命を、ただ廃棄してしまうのではなく、きちんと活かしていくことが私たちの役割だと考えています。ジビエは人間だけのものではありません。犬たちにとっても、自然からいただく大切な栄養源になります。子鹿の肉は、大人の鹿に比べてやわらかく、筋が少なく、消化しやすいのが特徴です。脂肪分も少なく、あっさりとしているため、体への負担が少なくなります。これは特に小型犬やシニア犬にとって大きなメリットです。噛む力が弱い子や胃腸がデリケートな子でも安心して食べられる、やさしいおやつになります。また、成長期の子犬にとっても高たんぱくで自然由来の栄養は心強いサポ