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山が育む この時期だけの子鹿

  • 執筆者の写真: Hiromi
    Hiromi
  • 9月22日
  • 読了時間: 2分
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このブログには狩猟で得られた鹿の写真が含まれています。苦手な方は閲覧をお控えください。


こんにちは!


山の恵みをいただくジビエには、季節ごとに違った特徴があります。


秋や冬にはしっかりと脂がのった大人の鹿が多く獲れますが、春から夏にかけての山には、まだ母鹿と寄り添いながら過ごす子鹿の姿があります。


人里に近い畑や田んぼでは、こうした小さな鹿も一緒に農作物を食べてしまうため、猟友会や自治体が行う獣害対策の中で、やむを得ず捕獲されることもあります。


私たちが大切にしているのは「命を無駄にしないこと」。


せっかく生まれてきた子鹿の命を、ただ廃棄してしまうのではなく、きちんと活かしていくことが私たちの役割だと考えています。


ジビエは人間だけのものではありません。


犬たちにとっても、自然からいただく大切な栄養源になります。


子鹿の肉は、大人の鹿に比べてやわらかく、筋が少なく、消化しやすいのが特徴です。


脂肪分も少なく、あっさりとしているため、体への負担が少なくなります。


これは特に小型犬やシニア犬にとって大きなメリットです。


噛む力が弱い子や胃腸がデリケートな子でも安心して食べられる、やさしいおやつになります。


また、成長期の子犬にとっても高たんぱくで自然由来の栄養は心強いサポートになります。


「季節限定」という言葉は商品としては特別感を出しますが、ZoooMIESではただの希少性としてではなく、捕獲された命を最後まで生かしきる姿勢として大切にしています。


畑を荒らしてしまう存在として処理されるのではなく、「家族である犬の笑顔につながる」存在へと変えていく。


そこに私たちが目指す“命をつなぐ”という意味が込められています。


おやつを手に取った飼い主さんが「こんな背景があるんだ」と感じながら、ワンちゃんと一緒に安心して食べられる時間を持つこと。


それは単なる食事以上の価値を生み出します。


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犬がしっぽを振りながら夢中で食べる姿を見た時、飼い主さんの心にも「命をいただくことの重みとありがたさ」が自然と伝わっていくはずです。


今の時期だからこそ得られる、やさしい味わいの子鹿のジビエ。


山の命を無駄にせず、犬たちの笑顔に変えていく特別なおやつを、ぜひ体験していただけたら嬉しいです。


解体の様子↓


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