経験重ねること、想いを重ねること、時間を重ねること

更新日:6月25日

ズーミーズが1年経ち、私が猟師という生き方に関わって1年が経ちました。
毎週の様に罠の見回り、罠をかけるということを続けてきました。
それでも、私の掛けた罠に掛かったタイミングで私がその場にいたことがなく、途切れ途切れの日々でした。
(私たちは地域の方達、師匠と共に罠をしかけ、見回り、捕獲、解体を行っています。)
先日、初めて自分の掛けた罠にかかり、止め刺し、解体を行いました。
止め刺しというのは、本当に至近距離で相手の目、呼吸、纏う雰囲気、毛並みや、体の全てを感じる時間です。
シカ一頭一頭、個体差、性格、が年齢、性別問わず違います。
人間と一緒です。
同じ命を、自分自身がその命を絶つその瞬間。
YouTubeにも今や沢山の狩猟のリアルが流れ、止め刺しの瞬間も映るものもあります。
何度やっても慣れるものではなく、やはりその瞬間は私にとっては、毎回心にくるものがあります。
なので、映像だとしても、私は観ようという気持ちには正直なれないのです。
猟師としてまだまだで、何度も何度も涙して、命に向き合っています。
だから、解体の技、ジャーキーのする工程、売るときの注意を大事にする。
その子の命を引き継いだものとして。
この前のブログにもひろみちゃんが書いてくれましたが、私たちが狩猟をするのは、ただシカやイノシシを獲るだけジャーキーを売るだけをゴールにはしていません。
獣たちが生きる背景、関わりを見て、いろんな考えを持つ方と話し学び、自分たちの中で大切にしたいことは何かを考えています。
私たち人間は今この瞬間をフォーカスし過ぎていることを常々感じます。
戦後樹木が必要で、使いやすい成長の比較的早いスギヒノキを植える。
沖縄のハブに対してマングースを放つ。
クマが出たから、緊急銃猟で自衛隊が撃つ。
シカ、イノシシが増えたから、無制限に獲る。
温暖化になる地球に、省エネ商品を作り売る。
感染症が流行ったら、消毒、マスクは絶対。
単純な事後対応ばかり。
そうしない人、違う考えの人は悪、みたいな世の中の流れ。
自然や地球はもっと長いスパンでじわじわ現れる。
過去に東北のシカやイノシシは捕りすぎていなくなっていた時代があった。
里山の山は木々が生い茂る場ではなく、人々が暮らしていくのに必要なカヤや芝が生え、芝刈りした後の里山はハゲ山だった時代があった。
オオカミが日本の山を闊歩していた時代があった。
オオカミがいたから、守られていたものもあった。
今の状況、クマはこの先どうなるのかな。
シカ、イノシシはどうなるのかな。
その子たちが居なくなった山には何が起こるのかな。
だから、奥山に紅葉樹の苗木を植えるのも、私個人は山の生態、その地域の元々の木々を知ることも根底に大事なことなんだろうな、と思う。
時代を繰り返してしまうのが人間だと歴史から学んだけど、すごい速さで大きく変わっていく自然環境、人間の活動に、今ここの一歩でどうなるのか、どうもならないのか。。。
根本をみて、正解は一つじゃなくて、意見を重ねて、一歩進んでみる。
今のズーミーズは、これを大事に少しずつ自分たちに落とし込んでる日々。
誰もこの日本の、地球の、進むべき正解が分からない中で、私はこの自然や生き物たちが今より悪くならないように、共に自然の恵を分かち合い暮らしていけるように、そんな未来のために、今何をすべきか、ズーミーズとして、ただのジャーキー屋さんでは終わらないで進める未来を目指していきたい。
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