情けは人の為ならず…🐗(狩猟体験記)

更新日:6 時間前

お久しぶりの狩猟体験記です!
インスタのストーリーや、インスタLIVEでちょこっとだけ触れてたイノシシとのエピソード。
今年の夏は、出店もお休みしていたので、全ての罠を1ヶ月ほど外してありました。
するとどうでしょう!
あっちこっちにシカやイノシシ達が闊歩したり、遊んだり、食べたり、それは賑やかに過ごしていた「跡」が至る所にありました。
栗なんかも、綺麗にイガを外し、殻の中を綺麗に食べている。
イノシシはどうして、あの体や鼻でそんな器用な事ができるんやろうか、、、
と落ちて美味しいところがなくなった栗の殻を見て思う。
夏が終わり、秋に差し掛かる頃というのは、春に生まれた赤ちゃんが、少し親から離れて探索し始める時期なのです。
なので、この獣パラダイスに罠を仕掛けたらどうなるか。
お分かりだと思いますが、そういった子ども達が掛かるのです。
その日もウリ坊ではなくなってるけど、サイズとしてはかなり小さめのイノシシが掛かりました。
そして、他の罠にも成獣のイノシシが。
こうやって1日に複数頭掛かった時には、生け取りにすることで、死後の発酵や肉質劣化を避けるようにするのです。
ですが正直、私は生け取りが苦手です。
彼らが生きていた場所で最期を感じてほしいと思う気持ちが強いです。
世の中には全て生け取りにし、止め刺し後すぐに解体できる鮮度を大切にする猟師さんもいます。
猟には様々な考え方とその結果の方法があり、どれもメリット、デメリットがあると思っています。
あとは、その猟師さんがどこに重きを置いているかなのかな、と。
ということで、今回は一頭は生け取り、もう一頭はその場で止め刺しすることになりました。
小さくまだ体力も存分にありそうな小さい子から生け取りすることになり、師匠が手掴みで保定し、私がガムテープで目を覆い、口を塞ぎ、手足を固定しました。
小いさいとは言っても、力はすごく、何回もやり直してようやく落ち着いた子イノシシ。
その日は久々に天気もよく、被せたブルーシートが暑そうだと思い、二頭目の捕獲へ向かう際、木陰に移してあげることになりました。
もがいていたりもしたけど、木陰に移し、ブルーシートをめくってあげたら、猫の香箱座りの様な体制で静かに座っていました。
ありゃ、観念したのかな。
私がそう油断した気持ちを察したのか、次の瞬間猛ダッシュで駆け出しました。
もちろん、イノシシの目にはガムテープはぐるぐるのままです。
なのに、迷う事なく、ぶつかる事なく、子イノシシは森の中へ消えてゆきました…
突然の事すぎて、皆んな無言…
ブルーシートの上には、綺麗に足を縛っていた、輪っかになったガムテープが落ちていました。
この先逃げたはいいけど目隠ししたままで死んじゃうかも…
どうしよう…
となっていた私に師匠が、手足は外れてるし、イノシシは脂と泥ですぐに外しちゃうよと教えてもらい、まあそれはよかった、と。
ただ、本当に狩猟としての覚悟のなさというのか、子イノシシへの優しさと思った私の行いをまんまと利用され、逃げていったあの子の後ろ姿と悔しさは忘れないな。
一瞬の事すぎて動画も撮れてない。
あの滑稽なやり取り、皆さんにも見てほしかったな…
ということで、すっかり秋になり狩猟、スタートしています!

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